
東京都立八国山緑地は狭山丘陵の東側、東西1500メートル南北300メートルほどの広さで、西武西武園線が南側に通っています。八国山緑地内には標高90メートルほどの八国山があります。
八国山の名前の由来は、上野・下野・常陸・安房・相模・駿河・信濃・甲斐の8つの国を望むことができたことから来ていると言われます。
園内には鎌倉時代後期から南北朝時代にかけての御家人・武将である、新田義貞(正式な名は源 義貞)に因んだ将軍塚が建てられています。この近辺では遺跡なども多く発見されており、園内にある八国山たいけんの里では数多くの資料が展示されています。
八国山緑地の麓には、菖蒲田で有名な北山公園があります。定期的に行われるしょうちゃん池のかいぼりでは、モツゴ、ギンブナ、タモロコ、コイ、ドジョウなど様々な生物を見ることができます。
昭和30年くらいまではこの東村山も映画「となりのトトロ」に出てくるような風景のままでしたが、今は宅地開発が進み徐々にその景観は失われつつあります。しかし、今でも映画のワンシーンを感じることが出来る風景が多々残っているので、探してみては如何でしょう。
東京都立八国山緑地西入口広場
綺麗な場所で、休憩場所を多々ある西入口広場です。
東京都立八国山緑地
ころころ広場にある看板です。
東京都立八国山緑地
ふたつ池近くの緑地内です。緑地内このような場所がいっぱい続きます
東京都立八国山緑地
木漏れ日が綺麗です。今にもトトロが出そうな場所ですね。
東京都立八国山緑地
ふたつ池近くの緑地内です。
東京都立八国山緑地
ひだまり広場とほっこり広場の間あたりです。木の階段が設置してあります。
東京都立八国山緑地将軍塚
将軍塚の説明看板です。横には元弘青石塔婆所在跡の碑もあります。(国指定重要文化財)
東京都立八国山緑地将軍塚
新田義貞が鎌倉幕府打倒の際に、この場所に陣を置いたとされています。(久米川の戦い)
市立北山公園
新東京百景の一つにも選ばれた市立北山公園は、東京都立八国山緑地の麓にあります。
市立北山公園
花菖蒲の名所で、時期の6月には10万本も咲き乱れます。東村山菖蒲まつりは大人気のイベントです。
市立北山公園しょうちゃん池
水田地帯だったため水が豊富にあります。沢山の生物が生息しています。
八国山たいけんの里
市立北山公園西側にあります。考古体験、講座、展示解説などを行っています。
八国山たいけんの里
有形民俗文化財の江戸時代末期の茅葺き民家がありましたが、放火で焼失してしまいました。
緑地の情報
所在地 |
: 東京都東村山市多摩湖町4丁目 |
駐車場 |
: 無し |
面積 |
: 367,635㎡ |